子持ち専業主婦 副業の始め方

職歴無しの子持ち主婦がオンライン副業から就職に繋げるまで

Webライターとして活動開始。専門分野の重要性とは?

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Webライターに専門性は必要?

 

Webライターとして活動を開始する内に、専門分野が欲しくなってきました。文章の勝ちパターンのようなものを身につけている方だと、どんな分野でも卒なく捌いていくのでしょう。大変羨ましいと思うものの、私は自分の分かっていないことは書き進められない素人ライターの自覚がありましたので、書ける分野を磨くことにしました。

 

ちなみにですが、何でも書けるライターなんておかしいと言下に否定されそうですが、低報酬の案件の中には、器用な方ならこなせそうなものが多くありました。どういうことかと言うと、仕事内容の記述に「インターネットで見つかる情報からまとめて下さい」と書いてあるのです。これならばネット検索が得意な方なら、むしろ自信を持って取り組めるのではないでしょうか。

 

特定の分野を持っていない方も、調べることが頑張れそうならWebライターに挑戦してみても良いと思います。その代わり、こちらの方式の場合はPCがないと少し苦しいかもしれません。ライティングに利用するページは開いておきたいですし、全体の中から取り出す箇所を特定する際には、スマホの画面では閲覧できる分量が少なすぎるかと思います。

 

専門分野を持つメリット

 

専門分野は簡単には決まりませんでした。当初は家事や育児のことなら自分の体験をちょいちょいッとまとめれば一本書ける、などと甘いことを考えていました。ところが全くそうは行かなかったのです。

 

自分の体験なので、書けることは書けます。ただ、書いた本人が読んですら、面白くありませんでした。純粋に一個人の感想であり、一般に通用する情報価値は与えられていなかったのです。そこを一般化、差別化していくのがプロなのでしょうが、それは私は自習では身につけられませんでした。

 

Webライティングの指南書的なものも、結局書き方を教えてくれるだけ。内容は自分で練らなくてはならないのですから。

 

この経験は苦い思い出、あるいは挫折かも知れません。が、結果としては分野を絞ったことはプラスに働いたと思っています。あまり器用でない自分にとっては、書いている内容にビクビクしないで済むのは結局筆を早めてくれました。そして、こちらがより重要なのですが、専門を持つことで就職に繋げられたからです。

 

専門性の付け方

では、職歴もない人間がどうやって専門を見つけ「これを専門にしています」と名乗るようになったのでしょう?

 

私の場合は英文科卒なので、英語関係や教育関係の案件に応募するための見栄えは整っていたかと思います。ただ、実際問題、インパクトがあったのはTOEICの点数だと思います。ライター業を始めるときに受験してみて、一応外資系の職にも応募できる程度の点数が取れたので、それを看板にしていました。

 

TOEICは半日で試験が終わりますし、世間に通用する試験なので、英語を覚えている方は受けて損はないと思いますよ。英検は2次試験まであり、時間がかかることを考えると子持ちの主婦にはハードルが高く感じます。

 

(余談ですが、私の場合は妻に働かせたくない夫に協力は望めず、用事がある振りをして日曜日に子供たちをテーマパークに連れて行ってもらい、こっそり受験しました。)

 

経験のアピールとしては、実務経験が一番強いのは疑いようもありません。けれども無いものは無い。嘆いていても何も始まらないので、とにかく得意分野で書き始める、そしてプロフィールを盛り上げてくれそうな資格を取っていきましょう。

 

もちろん、専門と決めた分野には日頃からアンテナを張っておくことも重要です。その中でも特に馬鹿に出来ないのは、新聞だと思います。新聞社の記事はその分野の権威に取材して書かれていることが多いですし、そうでなくともその分野に特化した記者が執筆しています。

 

ネット上の誰が書いたのかも、どこが情報源なのかも分からない記事とは深さも信頼性も違います。また、紙面に出ていることで関連する情報やその他の情報にも自然に目を通すことになり、知識の幅が広がります。

 

指示に即して書くタイプの募集もあれば、ライターに内容を任せるタイプの募集もあります。特に後者にも応募できるようになるためには、世間の興味関心、最新の情報、どこで何が起こっているかを把握している方が断然楽ですね!

 

ライティングは成果物がどんどんキャリアになる!

 

上に書いた通り、職歴無しの専業主婦としては、実社会に出ていない分下積みを厭わずに書いていくのが修行でした。ただ、この修業はうまくいけば、そのまま実績になります。そうです、ライター業の場合は自分が書いた記事が実績として提示できるのです。職務経歴書に相当するというと言い過ぎかもしれませんが、「ポートフォリオ」と呼ばれる執筆歴一覧を形成することが可能です。

 

ネットで募集しているライティングの仕事は、調べ物に使う時間を含めると、最低賃金すら夢のまた夢のような低報酬です。ですが、そこから「なんにでも対応できる執筆能力」でも「~の専門ライター」でも、何者かになれる可能性があります。それは単純に嬉しいことですし、何者にもなれなかった自己嫌悪を払拭してくれもします。

 

もし現状から少しでも浮上したいと思って当ブログを訪れて下さっている方がいらっしゃれば、是非お勧めいたします。私がしたようにアンケート回答から始めれば、何の元手も要りません。どんな小さな一歩でも始めてみて、可能性を探ってみて頂けたらと願っています。