不満買取センターとは - 子持ち専業主婦　副業の始め方

不満を投稿するとポイントがもらえる「不満買取センター」

不満買取センターは、不満を投稿するとポイントを付与してくれるサービスです。サイトにログインして利用することも出来ますし、公式アプリもあります。

一件につき０～10ポイントが頂け、500ポイントから1ポイント1円分として、Amazonギフトカードに交換可能です。

投稿できる不満の対象は商品やサービスだけでなく、日常生活や人間関係の愚痴めいたものでも構いません。ただしポイントは査定の上付与されるので、具体性の低い不満よりは対象が明確な不満の方がたくさんのポイントがもらえます。

いわゆる「ポイ活」とは少し違いますが、お小遣い稼ぎとも呼べるでしょう。

自分が書きたいと思う内容を投稿すれば良いので、回答できそうなアンケートが出てくるのを待つ、アンケートサイトやクラウドソーシングサイトでのポイ活よりは時間効率が良いかもしれません。

とはいうものの、不満一件につき最大で10ポイントでは500円貯めるのですら、相当の根気が必要となります。主婦のお小遣い稼ぎと呼ぶには少々心許ないですね。

不満買取センターの「不満の書き方」が文章修行に最適！

副業探しをしている内に見つけた、不満買取センター。私はこのサービスを自分のWebライター活動開始の際のトレーニングの場として利用しました。

なぜ文章修行になるかというと、買い取ってもらえる「不満の書き方」が客観性と具体性が要求されるものだからです。

専業主婦生活が長くなり、私は文章の書き方がすっかり分からなくなっていました。日本語は理解しているし、日常生活で話してもいますが、家庭生活で使う言葉は文脈依存度が高い。

「この間のあれ、こっちの方が良くない？」でも通じでしまうのですから、誰が読んでも分かる文章を書く能力が衰えるのは必然です。しかもLINEでやり取りしていたら、返信、返信で繋げていくので文章構成能力もゼロになります。

ことことに気付き、ライターになりたいけれども、基本的な文章能力を取り戻せばよいのか途方に暮れていました。そして軽い気持ちで開いてみた不満買取センターの投稿ガイドを読んで、これは使えると思ったのです。

理由は、不満買取センターは評価されるためにはサイトに記載の不満の書き方にある通り、何に対するどのような不満かを明示的に書かないと10ポイントの評価はつかから。普段の家族や友人・知人に送るような相手との共有知識で話を進めるやり方では通用しません。

ですから、まともな文章を書くトレーニングにはもってこいの場なのです。しかも、どれだけきちんと書けたかはポイントの点数で評価が出るから、自己満足の文章の時には気付くことが出来ます。

言ってみれば無料の文章添削機能をポイントをもらいながら利用できるなら、利用しない手はないと私は思いました。

不満買取センターへの投稿で身につくこと

不満買取センターで常に高評価の投稿が出来るようになれば、下記の三点が身についたと言えます。

対象を明確にしたライティング
客観的なライティング
クライアントの指示通りに書くこと

ログイン後に見られる不満の書き方では、対象を特定すること、その際には不満買取センターの分類に沿って記述すること、個人が特定されるようなことは書かないこと、公序良俗に反する投稿は受け付けない、などなど公共の場に出して良い文章の基礎がしっかりと押さえられています。

また、上記の点はどれも具体例を挙げ、良い例と悪い例を対比してくれているのでとても分かりやすいガイドラインです。

不満買取センターできちんとガイドライン通りに書くと、公式サイトトップページにあるような文章になります。

商品名やメーカー名がきちんとフォーマット通り入力されているので、何に対する不満なのかは一目瞭然。

不満を感じた理由も「指示通りでは味が濃すぎるときがある」、その結果「余ってしまうがパッケージが保存に適していない」と客観的に述べられています。では、味が濃いのが不満なのか、保存向きでないパッケージングが不満なのかどちらなのだろうと思うと、「保存できるようなパッケージにして欲しい」と書いてあり、パッケージが問題だと分かります。

これが「合わせ調味料が余る時があってもったいない」のような書き方だったらどうでしょう？

言いたいことは分かりますが、余らないように少量にして欲しいのか、何らかの余る理由が調味料自体にあってそれを解決して欲しいのか、読み手が推測するしかありませんよね。パッケージに対する具体的な要望があるなど、知りようがありません。

振り返ってみると、恐ろしいことに、身内での会話ならこれで「だよね！」と共感でももらえれば、それで会話成立となってしまうのです。

情けない話のようですが、現状を冷静に見つめなおし、甘えた文章しか書いてこなかった人間は手の届く範囲での改善を地道に開始するのが正解だと私は考えます。