Webライティングに必要な時間
誰でも手軽に始められる人気の副業、Webライティング。日本語が書ければ手を出せる職業のようにも思いますが、では自分が商業用の文章を書けるかと自問すると二の足を踏む方が多いのではないでしょうか。
私の場合は子育てがあり、また子供の体が丈夫でなかったこともあって外に働きに行く選択肢が考えにくく、やむにやまれず始めてみたため、事前の準備などは一切していませんでした。Webライティングの入門書もAmazonのKindle Unlimitedで読んでも元編集部の方などは新卒で文章を鍛えられているわけで、Webライター生活は遠いもののように感じられ、現役ライターを名乗る方達のWebサイトは良いことばかり書いてあると疑いの目で見てしまい…
Webライターを始めるにあたっての大きな疑問は、Webライターの実態がよく分からないことだと思うのです。私は専業Webライターとして自活したことがなく、良く言って副業ライターでした。また、早書きの方でもありません。格好は良くないかも知れませんが、噓偽りなく書きますので、Webライター生活の参考にしていただければ幸いです。(Webライターを初めて半年後ぐらいの様子です)
作業時間
Webライター業に必要なのは、求職に使う時間と執筆に使う時間です。ただし、どちらも時間が無制限にあるわけではありませんので、私は子供の出て行った後、午前9時~12時、午後2時~3時、夜の10時~12時ぐらいを仕事に充てていました。
Webライターの時間割(六か月生の場合)
午前9時:PC起動、CrowdWorksやShuftiをチェック
午前10時:目に付いた案件に応募する、応募する案件がなければ定期的に頂いているお仕事
午前11時~12時:執筆
午後2時~3時:買い物ついでに調べ物があれば図書館に立ち寄る、執筆
夜10時~12時:執筆
1日に多くて5時間を週に4日程度はWebライティング関連に時間を使っていますが、これでも収入は月収1~3万円でした。当然ながら、これなら時給千円でバイトに出た方が稼げるのではないかと疑問を持ちました。いえ、計算するまでもなく、時給で働いた方が実入りは良いでしょう。
それでもWebライティングにこだわったのは、執筆業への憧れが大きかったのも一つ。その他には幼い子供がいたので、シフトを守れる自信がなかったことも大きかったです。Webライターならば執筆したものが職歴(作品)として提示できる点がバイトよりも優れていますが、当時はポートフォリオを作るなど夢のまた夢だと思っていました。
しかしお金を稼ぐためには、自信も確信もなくとも、芽が出ることを祈ってWebライター修行を続けていったのです。どのみち外で働く気がないのなら小銭でも稼げた方がずっといいですしね!
Webライターの時間割(一年生の場合)
Webライター開始から1年ほどで、ありがたいことに継続の案件が頂けるようになりました。前後して5件で1セットのような規模の大きい募集にも通るようになり、獲得する仕事の単価が上がり、応募作業にかける時間が減少。月収も5万円以上に達する時もあり、嬉しくなってきた頃です。
午前9時:定期のデータ入力案件、定期納品物の下調べ
午前10時~12時:その時頂いている案件、なければCrowdWorks他、チェック
午後1時~4時:定期納品物の執筆
午後9時~10時:オンライン英会話
こちらが他に用事が無い時のスケジュールです。あまり考えずにできるルーティーンの仕事は朝一番に終わらせておき、残りの時間は定期的なお仕事やその時々に抱えている案件をこなしていました。
定期的、継続的な案件の中には登録制とでも呼びましょうか、ライターとして登録しておけば記事タイトルのリストの中から早いもの勝ちでその記事を作成できるタイプのものがありました。一週間や一か月ごとのノルマがあるタイプもありましたが、特に規定のないものもあります。
このタイプのサイトに登録できるようになると、隙間時間の多い時は書けるだけ書き、十分に他の案件がある時は特に何もせずにおくことが出来ます。仕事量の調整弁として、とても有用でした。
学習・研究時間の追加
上記の私の時間割を見て頂くと、「オンライン英会話」の項目がありましたね。これはこの頃、英語関連を専門にしたく、英語のブラッシュアップが必要だったのです。(家族割があったので、子供の英語学習に好都合でもありました)
直接的にどこまでWebライティングに貢献してくれたかは測れませんが、英語の知識面で確信があれば執筆の際の調べ物が減りますので、勉強をすることには得しかないように感じていました。
Webライティングの拘束時間は長い
副業と呼んできたWebライティング。洗い出してみると結構な時間を割いていることが分かりました。つまり1日5時間もかけて、月に多くても5~6万円の稼ぎ(=500円/時間)。こう計算してしまうとWebライターという職業の輝きが急に失われていきます。
判断は人それぞれでしょうが、それでも私はWebライティングを続けました。修行感覚で報酬は度外視していたためです。履歴書の要らないWebライティング、まだまだ頑張る余地はありそうです!